
こんにちは!庭屋みそのの女性庭師です。
まさしく当事者、実際女性庭師ってどうなのよ?を暴露します笑
女性庭師のメリット・デメリットですが、男性の庭師とはそもそも力の差が大きいので、場合によっては、そこはデメリットと捉えられてしまうのは自然なことでしょう。
でも、私が普段感じるからといって、お客様が力の差をデメリットと感じているかといったら、そうではないので、偏見を持たずに、技術的には男性と同じと思ってください。
なぜなら、男性の庭師だろうと、女性の庭師だろうと、どちらにもメリット・デメリットがありますので、庭師としては大差ないです。
女性庭師だからこそのクレームは?
今のところ、女性だからこそのクレームはもちろん、クレームは一度もありません。
女性の中には、おしゃべりが好きで、仕事の手が止まる人もいるかもしれませんが、私は黙々と仕事をしていくタイプですし、親方(父親)も無駄な話は一切しません。
もちろん、クレームにならないよう、細心の注意を払い、丁寧に剪定をしていますが、思わぬアクシデントはたまにあります。
そもそもクレームがなぜ起こるか?
第一に、コミュニケーション不足があります。
これは、何にでも当てはまることだと思いますが、コミュニケーションが不足すると、誤解を生みます。
仕事だろうと、家族だろうと、友人だろうと、人が関係することはコミュニケーションが円滑でなければうまくいかなることが多いかな~と感じます。
その点では、休憩の時間にお客様が用意してくださるお茶やお菓子をいただきながら、庭のことだけでなく、いろんなお話をさせていただきます。

私は特別コミュ力は高くないですが、結構いつも話が盛り上がります。
そこは、女性ならではのメリットみたいな部分かも?
コミュニケーションは人間関係の油みたいなものですからね!
油が切れたら、うまく回らないんです。
トラブル防止のために
お客様にもよりますが、事前にお見積もりをさせていただくことをおすすめしています。
お見積りはもちろん無料です。
それに、お庭へ入る前にお会いすることが、信頼関係に繋がる場合が多いですし、互いの顔を知ってかからの方が安心感もあり、気持ち的にもスムーズです。
料金の面でもトラブルがないですし、
人間ですから合う合わないもあるわけですから、その場でお断りすることもできます。
女性庭師のデメリットをあえて言うなら

ここからは、女性庭師になりたい方のことも踏まえて、記事をすすめます。
日本も世界基準には満たないまでも、ダイバーシティの理解が進んできた時代になってきました。
まだまだ女性の少ない業種ですが、庭師になってみて女性ならではの気をつけていることを参考までに…
ハラスメントのたぐい
時代錯誤と言いたいところですが、やはり風当たりはありますね。
「女性だからカスタマーハラスメントに遭うかもしれない。」という心配も最初ありました。
ただ、最近は、メディアでもカスハラについて報道されるようになり、ハラスメントに対しての認識も広がってきたので、お互いにwinwinの関係を意識できるのではないでしょうか?

以前、パワハラに遭った経験があるので、ハラスメント?という微妙な空気を察知する能力は人並み以上です笑
そして意外に、女性からの偏見もあります、ご想像にお任せしてあえて触れませんが。
おトイレ事情…
仕事がある日はコーヒーを飲みません!朝のコーヒーを我慢すれば、大丈夫です。
休憩のときにも、コーヒーはひとまずご遠慮させていただいています。

お陰で仕事が終わったあとのコーヒーは最高に美味しいです!
原則、お客様のお宅でお手洗いは借りませんので、近くのコンビニやスーパーなど、公共の施設をお借りします。飲み物や食べ物をついでに買えるし、一石二鳥です。
公園などのお手洗いについては、一人のときには基本的に利用しません。
仕事は体調管理がカギ
今のところ、庭屋みそのでは、女性の庭師は私だけですので、自分で健康管理はできていますし、特別配慮が必要なこともありませんが、女性でも安心してできる仕事として、働き方について考えています。
いずれは、女性だけでなく、障がいのある方でも働ける現場にしたいと思っています。
体調は一人ひとり違うものですし、暑い寒いに敏感な方は外の仕事が難しいと思われるかもしれませんが、やってみると、準備を万全にすれば結構大丈夫です(私がそのタイプ)。
家庭との両立
私は、家庭が第一です。
仕事と家庭とどちらが大切かと聞かれたら、家庭と答えますが、それは別に女性だからではありません。
ですから、家庭と両立できるように、仕事もします。
それを女性庭師ならではのデメリットと言われるなら、お客様を選ばざるおえませんね。
庭師は人が人をつなぐご縁の仕事

庭師の仕事だけではありませんが、やはり仕事はご縁。ましてや事業となると、ご縁なしではつながっていきませんし、仕事もきません。
私の場合は、父の後を継ぐ形で庭師を始めたので、父を古くからごひいきしてくださっているお客様の庭は、特に父のやり方をそのまま反映するよう切り方も見た目も再現させる努力をしています。
父の腕は一流ですから、はなから比べ物にもならないですが、女性だからだめだとは絶対に言わせません。
古くからのお客様も、新しいお客様も、一度つながったら、つながる前には戻ることはできませんから、お仕事の依頼をいただかなかったとしても、大切なこ゚縁としてつながっていけたらと思います。
庭木一本一本が自然の芸術作品
もし、女性ならではのメリットとするなら、お客様からの一言がとても嬉しいことが何度かあります。
「剪定の仕方が女性らしい」
「仕上がりの形がやさしい」
「曲線が柔らかい、木の芸術家みたい」
…と、言われたことです、うれしかったですね~
メリットはデメリットでありデメリットはメリットになる
もちろん、今のこのご時世ですから、高齢のご夫婦や、女性の一人暮らしの方は、訪問者に対して警戒をされますが、女性というだけで安心なイメージを持たれる方も確かに多いです。
ましてや、知人友人からの紹介で私が伺うと、もうずっと前からの知り合いのように接していただけますから、女性の庭師だからこそのメリットかもしれません。
庭師としての腕が女性だから劣ると決めつけられる場合があっても、
それはデメリットメリットのどちらにもなりうることですので、安心してお庭の管理をお任せください。
剪定の内容など、詳細はこちらの記事をご参考に↓
庭屋の”みその”です、女性庭師に庭木の剪定を依頼してみませんか?
さいごに

庭木に関するご相談や、お仕事依頼はお問い合わせページからメールにて承っております。庭屋みそのお問い合わせページ
お庭づくりをご検討の方や、花壇の植え込みの植物チョイス、植え付けも是非!
ご予算に合わせて苗を購入し、お届けいたします。
こちらの記事には庭造りに参考になる本を紹介しています↓
実際に庭師が選んで購入した庭づくりにおすすめの本3冊紹介します